050番号はインターネットを使用して通話するサービスで、総務省が定義する電気通信番号の種別としては、特定IP電話番号と呼ばれています。
通話の音声データはVoIP（ヴォイップVoice over Internet Protocol）と呼ばれる技術でパケット化されます（データを小荷物のように分割します）。パケット化された音声データはIP網を通り、通話する相手に届きます。
以前はIP電話といえば、050番号でしたが、近年は0ABJ番号（03や06などの固定電話番号）もIP化されています。（※）

（※）モバイルの進展により、コミュニケーション手段が多様化したこと、固定電話の需要減少を 受け、公衆交換電話網（PSTN）の設備の維持が限界を迎えることから、各電話キャリア において、IP網への移行が実施されています

コールトラッキングAdSiP（アドシップ）サービスでご提供する電話番号の中で、050番号は 発信者課金となっています。
発信者課金とは、電話をかける人である発信者に対し、通話料が発生するサービスとなります。 （電話はコールトラッキングシステムに着信後に着信者側に転送されますので転送からの通話は 着信側にも発生します。）
0120、0800、009192番号は着信者課金となり、発信者には通話料が発生せず、着信側の 企業などがその通話料を負担します。
つまり、050は発信者の端末からからコールトラッキングシステムまでの通話料を発信者側が負担することで、0120、0800、009192番号に比べ、着信側（またはコールトラッキング導入企業側）の通話料コスト負担が小さくなります。
また、0120番号、0800番号に比べるとコールトラッキングAdSiPにおいては、1番号あたりの番号単価も安価です。

050番号は番号認知度が高く、コールトラッキングAdSiPでは番号単価や通話料も安価ですので 様々なシーンで活用されています。
特に、番号を多く必用とするメディア（ポータルサイト）を運営する企業様において、需要があります。 必用な電話番号数が多いと、0120や0800では、1番号あたりの単価や、発信者側の通話料 がコストとして大きくなってしまうので、050をご利用いただくケースが多いです。
具体的な業界の一例としては、求人メディア、士業メディア、不動産メディア、飲食メディア、 法人向けサービスメディアなどがあります。
BtoCのビジネスでも活用されていますが、発信者側に通話料の負担があるので、商材によっては 0120番号をご利用されるケースもあります。
BtoBのビジネスにおいては、発信者の通話料負担を意識することが少ないため、050番号は おすすめです。